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~kemnpusの気紛れ日記~ 仕事柄更新・レスが遅れる場合があるけど許してネ


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愛しき楽器たち ⑦ Takamine 6strings & 12strings

このシリーズ、個人的な与太話にもかかわらずメールなど多方面から反響を頂いております。
「へぇ、この人はこういうのが好きなんだ」
「ふ~ん、こういうことに感動するんだ」
楽器自慢というより私というパーソナリティの名刺代わりになればと思っています。
そして大詰めに差し掛かったと言いながらまだ続いています(笑)
(PC画面に合わせて写真をレイアウトしましたが、携帯で見辛かったらスミマセン)
愛しき楽器たち ⑦ Takamine 6strings & 12strings_c0128722_1329148.jpg愛しき楽器たち ⑦ Takamine 6strings & 12strings_c0128722_13292337.jpg





















以前ギターを沢山持ってる友人の家にお邪魔したとき、友人のお父さんが
「お前は何丁ギターを持てば気が済むんだ」とボヤいていたのを思い出します。
友人はお父さんにこう反論していました。
「だって父さん、同じに見えるけど1本1本が違うモノなんだよ。
使い道だってそれぞれ違うんだよ。
それに豆腐じゃないんだから何丁って数えないでよ」
二人とも正しい(爆)

はい、今回は2本まとめて紹介します。
ドレッドノート型のアコギ2本、先日のD28といい「何丁持てば…」(笑)
興味ない人から見れば3本とも同じですね。
愛しき楽器たち ⑦ Takamine 6strings & 12strings_c0128722_134892.jpg

イーグルスのバンドをやってるとアコースティックギターは必需アイテムです。
ところが前回書いたようにマーチンD28は危ない状態です。
加えてロックバンドで使うにはマイクを通さないといけません。

はて、マーチンを修理してマイクを増設するか?
見積もったらとんでもない金額になりました。
そこで頭を過ぎったのは「イーグルス、特にグレン・フライといえばタカミネのエレアコだよな」
愛しき楽器たち ⑦ Takamine 6strings & 12strings_c0128722_13594759.jpg

初期においてマーティンを使っていた時期もありますが、
あの76年の「ホテル・カリフォルニア」の頃グレンは日本のタカミネに持ち替えます。

当時のイーグルスはロック色も強くなり、人気上昇と共にステージも大規模になっていきました。
ハウリング対策もあってより性能のよいエレクトリック・アコースティック(エレアコ:ギター内部にマイクとアンプが内臓された生ギター)
にチェンジしたのかも知れません。
なんとなくイーグルスが日本製を使ってるというのは耳にしたことはありましたが、
当時エレアコと言えばOvationというメーカーの全盛期、
何でタカミネなんだろう?と思いましたね。
大好きなポール・マッカートニーもポール・サイモンもこぞってこの時期のステージ用ギターはオベーションでした。
でも実は僕はオベーションの”ベチベチ”とした硬い響きが苦手なんです。
誤解かも知れないけど。

時は流れて、前回記述したHell Freezes Overという94年のイーグルスの映像を観ると、
エンドース契約があったんでしょうね、ドラムのドン・ヘンリーまで弾いちゃってまるでタカミネの見本市でした。
商業戦略とはみごとなもので、やられちゃいました(またか!)

タカミネ12弦でHelp Me Thru The Nightを歌うジョー・ウォルシュ↓
愛しき楽器たち ⑦ Takamine 6strings & 12strings_c0128722_14232725.jpg

オークションで検索すると中古の6弦エレアコが1本安く出品されており、あっけなく落札しました。
それが上の写真左側の6弦ギターです。
最近のモデルであまり上のグレードではありませんが、早速スタジオに持ち込みバンドで使ってみるとなかなか音が自然で良い。
アンプで鳴らしてもライン直結でモニターから返しても生ギターらしい音が心地良いです。
イメージしていたオベーションの音とは全く違うものでした。

ボディに埋め込まれた6弦のコントロール部↓
愛しき楽器たち ⑦ Takamine 6strings & 12strings_c0128722_14374013.jpg

こうなると欲しくなるのは12弦ギター。
特に看板曲である「Hotel California」や「Take It Easy」では是非ともこだわりたいのが12弦のサウンドなんです。
「6弦を買っちゃったし何年先になるかな?」なんて思いながらも楽器屋に出向いたりして暴走気味(笑)
愛しき楽器たち ⑦ Takamine 6strings & 12strings_c0128722_14463676.jpg

楽器屋で調べたら、ドレッドノート型で12弦仕様はもうタカミネでは生産していないそうです。
確かに近年の音楽シーンで12弦ギターの需要は少ないでしょう。
ごく稀に輸出用に作られることもあるそうですが、基本はフルオーダーしかありません。
ちなみにフルオーダーで作ってもらうと20万円ぐらいだそうです(撃沈)

頼みの綱はオールドの中古市場。オークションでも1年探しまくりました。
それでやっと手に入れたのが右側の12弦です。
これは79年に生産されたタカミネのエレアコではかなり初期のモノですが状態も良く、
ヴィンテージにして呆れるほど激安でした。
単板ボディが豊かな箱鳴りを奏でます。

12弦のコントロール部は6弦よりシンプル。バインディングの黄ばみが製造から30年近い年月を物語ってます↓
愛しき楽器たち ⑦ Takamine 6strings & 12strings_c0128722_14553122.jpg

最近はタカミネのこの2本が大活躍です。
僕のテクニックはともかくとして、バンドはこの12弦で劇的にイーグルスっぽいサウンドに生まれ変わりました。
しかも結果としてマーチン1本を改造するよりも安くあがりました。
めでたしめでたし…と言いたいのですが、
愛しき楽器たち ⑦ Takamine 6strings & 12strings_c0128722_1564843.jpg

気がかりなのは病床のマーチンD28。
長年連れ添った妻に小じわも増えてきた頃、突然別の女性が2人転がり込んできたかのよう(笑)
片方は若くて美しく、片方は酸いも甘いも知った別のタイプの熟女。
案の定旦那はその2人にかかりっきりです。
機嫌を損ねて突然ケースの中でバラバラになったりしないだろうか(汗)
by kemnpus-ken | 2008-09-26 15:13 | 音楽