~kemnpusの気紛れ日記~ 仕事柄更新・レスが遅れる場合があるけど許してネ
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10月25日 トム・ショルツという天才
何十年経っても飽きないバンドがある。
BOSTON。
1976年、ファーストアルバム『幻想飛行』を発表以来日本での人気も大変高く、不定期ながら今も活動を続けている。
幾重にも重ねられた光線銃のようなギターサウンドの嵐、空間を彩るオルガン、すべてに完璧な演奏。
ハイトーンのヴォーカル・ハイトーンのコーラス、そしてメロディアスでキャッチーな旋律。
ボストン号は「音の宇宙」へといざなってくれる。
冒頭「More Than A Feeling」の12弦ギターのフェイド・インからヤラれてしまう。
技術というよりセンスが光るギターオーケストレーションが圧巻。
リーダーのトムが自分で作ったというエフェクターがボストン独特の空間を創り出す。
7歳からピアノを始めたというキーボードのテクニックに舌をまく。
全曲ハズレ無し。
最後の1曲まで素晴らしく、各曲解説していったらブログでは無理です(笑)
ロックファンにはよく知られていることだが、このアルバムが持つ特異性がすごい。
トム・ショルツ-Tom Scholz
オハイオ州出身で、かのマサチューセッツ工科大学卒業の天才がこの完成度高いアルバムをほぼ「たった一人」で作ってしまったのだ。
(左から2番目がトム)
経緯はこうだ。
トムが自宅のアパートにこしらえたスタジオで全パートを演奏して作ったデモテープ、
これがCBSレコードに認められてデビューが決まる。
「プロモーションのためにツアーもしなきゃならんだろう」
というレコード会社の意向で急遽メンバーのオーディションを行った(!)
なんとこの時点までボストンは「ひとりバンド」だったのだ。
(忘れちゃいけないもうひとりの天才、ヴォーカルのブラッド・デルブの存在があるから正確に言うと”ふたり”かな?)
「レコーディングは新生バンドで」という会社の命令を無視して、トムは再度自宅スタジオにこもって自分のやり方を貫きひとり全トラックを演奏、録音し直した。
先ほど「ほぼ一人で」と記述したのは、レコード会社への目くらましに1曲だけバンドで録音しているからだ(笑)
しかしそう思ってこのアルバムを聴くと、そのクオリティの高さに彼を尊敬せずにはいられない。
僕を含め宅録(自宅レコーディング)する人間には「教祖様」である。
最近トム自身がリミックスしたデジタルリマスター盤が出ている。
本来アナログ盤で聴くのが一番いいのだろうけど、
旧盤CDと比べると格段に音質が向上している。
トムのアルバムへの思い入れが十分伝わります。素晴らしい!
ヘッドホンで大音量、あるいはカーオーディオで大音量で聴くのが最高!
できればマサチューセッツ工科大学のボーズ教授が造ったboseのスピーカーで聴きたいけど、残念ながら高くて買えません(泣)
No Synthesizers、No Computers
このアルバムに書かれたあまりにも有名なクレジット。
ここにはシンセも打ち込みドラムもシーケンサーもない。
ロックが人の手で演奏されアナログだった最後の時代の名アルバムである。
BOSTON 『幻想飛行』
BOSTON。
1976年、ファーストアルバム『幻想飛行』を発表以来日本での人気も大変高く、不定期ながら今も活動を続けている。
幾重にも重ねられた光線銃のようなギターサウンドの嵐、空間を彩るオルガン、すべてに完璧な演奏。
ハイトーンのヴォーカル・ハイトーンのコーラス、そしてメロディアスでキャッチーな旋律。
ボストン号は「音の宇宙」へといざなってくれる。
冒頭「More Than A Feeling」の12弦ギターのフェイド・インからヤラれてしまう。
技術というよりセンスが光るギターオーケストレーションが圧巻。
リーダーのトムが自分で作ったというエフェクターがボストン独特の空間を創り出す。
7歳からピアノを始めたというキーボードのテクニックに舌をまく。
全曲ハズレ無し。
最後の1曲まで素晴らしく、各曲解説していったらブログでは無理です(笑)
ロックファンにはよく知られていることだが、このアルバムが持つ特異性がすごい。
トム・ショルツ-Tom Scholz
オハイオ州出身で、かのマサチューセッツ工科大学卒業の天才がこの完成度高いアルバムをほぼ「たった一人」で作ってしまったのだ。
(左から2番目がトム)
経緯はこうだ。
トムが自宅のアパートにこしらえたスタジオで全パートを演奏して作ったデモテープ、
これがCBSレコードに認められてデビューが決まる。
「プロモーションのためにツアーもしなきゃならんだろう」
というレコード会社の意向で急遽メンバーのオーディションを行った(!)
なんとこの時点までボストンは「ひとりバンド」だったのだ。
(忘れちゃいけないもうひとりの天才、ヴォーカルのブラッド・デルブの存在があるから正確に言うと”ふたり”かな?)
「レコーディングは新生バンドで」という会社の命令を無視して、トムは再度自宅スタジオにこもって自分のやり方を貫きひとり全トラックを演奏、録音し直した。
先ほど「ほぼ一人で」と記述したのは、レコード会社への目くらましに1曲だけバンドで録音しているからだ(笑)
しかしそう思ってこのアルバムを聴くと、そのクオリティの高さに彼を尊敬せずにはいられない。
僕を含め宅録(自宅レコーディング)する人間には「教祖様」である。
最近トム自身がリミックスしたデジタルリマスター盤が出ている。
本来アナログ盤で聴くのが一番いいのだろうけど、
旧盤CDと比べると格段に音質が向上している。
トムのアルバムへの思い入れが十分伝わります。素晴らしい!
ヘッドホンで大音量、あるいはカーオーディオで大音量で聴くのが最高!
できればマサチューセッツ工科大学のボーズ教授が造ったboseのスピーカーで聴きたいけど、残念ながら高くて買えません(泣)
No Synthesizers、No Computers
このアルバムに書かれたあまりにも有名なクレジット。
ここにはシンセも打ち込みドラムもシーケンサーもない。
ロックが人の手で演奏されアナログだった最後の時代の名アルバムである。
BOSTON 『幻想飛行』
by kemnpus-ken
| 2007-10-25 14:49
| 音楽