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~kemnpusの気紛れ日記~ 仕事柄更新・レスが遅れる場合があるけど許してネ


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9月15日 題してピッカリ大作戦!

夜クルマを運転していてこんなモノを見たことありませんか?
9月15日 題してピッカリ大作戦!_c0128722_12482435.jpg

この画像は暇にまかせてPhotoshopで作成したイメージだが、我ながらよく出来てるなあ(笑)
それはともかく、暗闇に光って浮かび上がる不気味な顔。
鬼のようにも般若のようにも見える。
兜みたい、という知人もいる。
なんだか判らないという人もいる。
顔なのだ。
横浜市内を走っていると時折これに出くわす。
以前にテレビでも「これは何だ?」って取り上げてたが、
結局なんだったか覚えていない。(その時の取材は都内だったと記憶する)
見かけるたびにずーっと気になってました。
調べていくうちに答えが見えてきたので、昨日仕事中に営業車で現場を調査に行ってきた。
ちょっとした息抜きですってば(笑)

まず特徴として、ある特定の地域に集中して存在することが多い。
僕が向かったのは横浜市保土ヶ谷区周辺。
宮田町から岡沢町に抜ける道路脇の電柱にたくさんあったと記憶するが、
残念なことにほとんどが人為的に剥がされたか風化したかで消滅していた。
何が残念なのかよくわからないけど(笑)
脇道に入ってやっと完全形を発見。
9月15日 題してピッカリ大作戦!_c0128722_1371626.jpg

そこで別の場所に移動。
保土ヶ谷駅近く、反則センター信号から坂を上り保土ヶ谷公園方面に抜ける尾根線の道。
ここは凄かった。
桜ケ丘あたりはほとんどの電柱に顔があり、「オニ顔銀座」といえよう。
9月15日 題してピッカリ大作戦!_c0128722_1314683.jpg

不思議なことに保土ヶ谷公園にさしかかり町名が変わるとピタッとオニがいなくなる。

中には突然ポツンと単独で存在するやつもある。
東川島町で2個見つけたうちの1つ。
9月15日 題してピッカリ大作戦!_c0128722_13204764.jpg

港北区新吉田町でも偶然1個だけ見かけた。
保土ヶ谷は微妙だがこれは結構いい顔してる。←評論家かよ。
9月15日 題してピッカリ大作戦!_c0128722_13213628.jpg

いったいなんだろう?
特徴は以下の通り。
①比較的交通量の多い「抜け道」とされる通りに多い。
②電柱の足元に貼られ、反射素材を使って目立たせている。
③都内に存在するのも含め広範囲でデザインが統一されている。
④特定の町内に集中して存在。

僕は次のような仮説を立てた。
①宗教団体の活動の一環
②新手の暴走族のマーキング行為
③実は市販品で、地域ぐるみの犬のオシッコ除け
永い間にこんなこと考えてました(笑)

で、重い腰をあげて調べてみたら、仮説はことごとくハズレ。
これらは交通安全の為に地域ぐるみ、あるいは個人で貼ったものだという事が判明した。
つまり、車に睨みを効かせてハッとさせブレーキを踏ませる。
歩行者を護る「魔除け」ないし「守護神」なのだ。
…ま、そういうことらしい。(笑)
効果の程はどうだろう。
交通安全を真剣に願って行っている人達には申し訳ないが、
肝心なドライバーに主旨が伝わってないし、よそ見事故の原因にもなりかねない。
僕なんか気になって気になって「あ、またあった!」(笑)
路肩に目が行くという点では正解なのかな?
田舎に行くと色っぽいオネエチャンの看板で「スピード、だ・め・よ」系のがあるが、
発想は一緒である。これも気になって気になって(笑)
調査する中、地域住民の意見で「夜怖い。町の美観を損なう。気持ち悪いから止めて欲しい」との記述も読んだ。
うーん、どうなんだべ?

ブームの発端は実はココから始まった。

東京の練馬警察で「何か交通防犯に効果あるものはないか」という会議が行われたが、いい案がないまま対策チームは消滅。
しかし諦めきれない関口茂さん(練馬署・田無署)という人がこのシールを発案。
たった一人でこつこつシールを手作りして、
たった一人で公務の合間に貼り続けること1万5千枚とも2万枚とも言われている。
身体を壊しながらもひたすら交通安全を願って活動を続けた。
この美談が話題となって関口さんのユニークな活動がメディアにも取り上げられた、ということらしい。
もっともルーツはもっと以前から地方で行われてたという説もある。

現在小金井青年会議所では関口さんの思いを引き継ぐべく「ピッカリ大作戦」(笑)と題して活動をしている。ホームページにはシールの作り方も載ってるよ。
詳しくはコチラ→小金井青年会議所ホームページ

どうやら小金井市本町あたりはスゴイことになってるみたいだゾ(笑)
by kemnpus-ken | 2007-09-16 14:50 | 日々のコラム