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~kemnpusの気紛れ日記~ 仕事柄更新・レスが遅れる場合があるけど許してネ


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キャメロン・クロウ監督

学生の頃は同級生の兄貴(5つ年上)と二人でよく飲みに行きました。
「kemちゃん、〇〇の67年のアルバム聴いてみな、なかなかいいぜ」
行きつけの道玄坂のバーで終電ギリギリまで音楽の話に盛り上がった。
僕が同年代より古い音楽(例えば60sのホリーズとかバーズとか)を好むのは、その人の影響が大きいと思います。
そうやって聴く音楽の幅と引き出しを増やしていったのです。
もちろんレコードやCDの枚数も。

時が流れてそれぞれ社会人になり、誰かとゆっくり音楽の話をしたり影響を与えられたりなんて機会も少なくなってしまった。
(嬉しいことにここ2~3年ぐらいはバンド関係で新しい友人が増えて、そういう楽しみも復活してきたけどネ)

そんな中でいい感じで「こんなのどお?」と僕に名曲を薦めてくれる人がいます。
キャメロン・クロウ監督_c0128722_19123750.jpg

映画監督のキャメロン・クロウ。
わずか16歳で音楽雑誌『ローリング・ストーン』の記者になるという変わった経歴の持ち主で、その経験が映画作品にも大きく反映されています。
少年がロックバンドのツアーに同行する『あの頃ペニー・レインと』(00年)は監督の自伝的作品です。
ちなみに奥さんは80年代の人気バンド・HEARTのギタリスト、ナンシー・ウィルソン。

他の代表作に『ザ・エージェント』(96年)、『バニラ・スカイ』(01年)、『エリザベス・タウン』(05年)などがあります。
それぞれに独特の雰囲気があって、個人的にフェイバリットな作品が多い監督さんです。

私的趣味の大量の楽曲を映画に盛り込むことでも有名で、人によっては「劇中BGMばっかりうるさくて、オレの趣味を聴け的な押し付けがましいところが嫌い」という意見もあるらしい(笑)
ともあれ各作品のサウンドトラックCD、これがドライブのお供に実にいいんです。
キャメロン・クロウ監督_c0128722_19302048.jpg

各サントラの特徴としてはクロウ監督の青春時代と思われる60年代後半~70年代のアーティストが中心で、
「有名な人なんだけどこの曲は一般的に知られてない」的な”隠れた名曲アワー”となっている。
例えばエルトン・ジョンなら絶対「Your Song」には行かず「My Father's Gun」なんて普通はまず知らない曲が使われる。
でも聴いてて「とってもエルトンだなぁ」という安心感はある。
もちろん映画の筋に沿った曲選びということもあるけど、
程よくメジャーで程よくマニアックなところがさすが元音楽専門誌記者ならではのさじ加減。

他に例を挙げると

Sparks / THE WHO
It Wouldn't Have Made Any Difference / TODD RUNDGREN
Feel I Flows / THE BEACH BOYS
That's The Way / LED ZEPPELIN
Simple Man / LYNYRD SKYNYRD
It All Work Out / TOM PETTY AND THE HEARTBREAKERS
Jesus Was A Crossmaker / THE HOLLIES
Porpoise Song (THEME FROM "HEAD") / THE MONKEES

とまあキリがないけど、そうそうたる顔ぶれなのに曲名を観て判る曲がどれだけあるだろうか。
少なくとも僕はサントラ聴くまで全曲知らなかったです。
でもアルバムを通して聴いてても予測の立たない選曲が気の利いたラジオのようだし、
そうやって耳馴染んでいくうちに「今度はトッド・ラングレンのアルバムでも聴いてみようかな」なんて今まで考えたこともない気持ちになったりして。

好き嫌いあるとは思いますが、僕にとってキャメロン・クロウ監督は色々教えてくれるちょっとした”兄貴”的存在なのです。

キャメロン・クロウ監督_c0128722_20244620.jpg

『バニラ・スカイ』のワンシーン
トム・クルーズとペネロペ・クルスの二人がBOB DYLANの1stアルバムのジャケットをオマージュしています。
by kemnpus-ken | 2009-08-25 20:32 | 音楽