~kemnpusの気紛れ日記~ 仕事柄更新・レスが遅れる場合があるけど許してネ


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映画 『ドアーズ / まぼろしの世界』




ボブ・ディラン曰く
「自分のレコードは興味ないよ、ベストテイクはライブの時にしか生まれないから」
ディランは歌うたびに歌詞や時に曲の長さまで変わったりもする。
その日その時のインスピレーションで歌は生まれ変わり、同時に過去に葬り去る。

ザ・ドアーズのヴォーカリスト、ジム・モリソンもそういったタイプの詩人。
バンドのメンバーも彼の気紛れに対応できるミュージシャン。
ドアーズならではの独特なサウンドではあるが、その即興性の強い演奏スタイルはロックというよりジャズに近いのかも知れない。
ファーストアルバムのあの10分を超える大作「The End」ですら即興演奏して2テイクで録り終えてるというから驚きだ。
もっともスタジオにしらふで現れたためしがないといわれるモリソンだ。
酒やLSDの影響でそれ以上の集中力が保てなかったとも言われている。

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彼を突き動かすのは常にインスピレーション。
コンサートではいかに大衆を心理的に刺激するか、そういった巧みな計算高さも伺える。
彼はその中性的なルックスと次々に湧き出るイマジネーションを武器に即興で「彼」を演じる。
次に彼がどう出るかなんてバンドのメンバーですら予測ができない。

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ドキュメンタリー映画『ドアーズ / まぼろしの世界』(2009年)

この作品のために新しく撮影された映像は1シーンもない。
(この手の映像作品にありがちな)メンバーや関係者による「彼はいい人でした」「あいつはイカレた奴だったよ」的なインタビューは一切なく、代わりにジョニー・デップの淡々としたナレーションが時系列順に物語を導く。
デップもドアーズの熱狂的なファンの一人である。
そんな彼が感情を押し殺して、ひとつひとつの出来事を確かめるかのように。

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現在の脚色がない分あの時代にすんなりとタイムスリップできる。
当時の熱狂、ジムの狂気、メンバーの興奮や困惑が、そして徐々に破滅していく空気が生々しく伝わってくる。
既に語り尽くされた感のあるドアーズ物語ではあるけど、音楽性を含めてドアーズはやっぱりいいなと思った。
これはDVDで持っていたい一本です。

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by kemnpus-ken | 2012-03-04 17:22 | 音楽

映画 『史上最大の作戦』

THE LONGEST DAY(1962年 アメリカ)
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監督 ケン・アナキン(イギリス関連部分)
ベルンハルト・ヴィッキ(ドイツ関連部分)
アンドリュー・マートン(アメリカ関連部分)
脚本 コーネリアス・ライアン他
製作 ダリル・F・ザナック
出演者 ジョン・ウェイン、ロバート・ミッチャム、ヘンリー・フォンダ、
エディ・アルバート、リチャード・バートン、クルト・ユルゲンス、他
音楽 モーリス・ジャール
撮影 ジャン・ブールゴワン
ワルター・ウォティッツ
編集 サミュエル・E・ビートリー
配給 20世紀フォックス



『史上最大の作戦』と『プライベート・ライアン』(スピルバーグ監督 1998年)とどっちが面白いか?

映画ファンだった亡き父とよく議論してぶつかったものでした。
当然父親は『史上最大…』の肩を持ち、僕は『プライベート…』が好きだった。

世代的に父はトム・ハンクスをよく知らず、僕はジョン・ウェインやヘンリー・フォンダをよく知らないということもあっただろう。
しかし主に争点は映画のハイライトでもある戦闘シーンに限定した作風の違いについてだった。


まず根本の違いとして『史上最大…』は”Dデイ”と呼ばれるノルマンディ上陸とそれに関わる作戦を全編に散りばめた群像劇であること。
一方『プライベート…』は序盤でノルマンディ上陸作戦の場面があるものの、ストーリーの主題は次なる指令を受けたミラー大尉(トム・ハンクス)率いる小隊を追った物語である。

『史上最大の…』は3時間を軽く越える長尺の半分以上が戦闘シーンに充てられ、豪華キャストや大量のエキストラを投入し”史上最大の映画”の異名も持つ。
しかしながら『プライベート…』の前半(わずか20分程度)のオマハビーチでの死闘も、そのスケールの大きさとリアリズムにおいて映画史に残る名場面とされています。


両者の決定的な違いは流れる血の量です。


同じ戦争映画の『ナバロンの要塞』を観ても西部劇なんかでもそうなんだけど、昔の映画ってあまり血を流さないのね。
撃たれた場所を押さえながら顔をしかめて無言でバタンと倒れる。
彼らは「ギャーッ」とか「痛い!」とかは一切口にしないのだ。
こういうのを僕は「美しい死に様」と呼んでいる。

一方『プライベート・ライアン』では動脈からおびただしい量の血液が噴出し泣き叫ぶ兵士や、爆破で吹っ飛んだ自分の片腕を手に持ってビーチを彷徨う兵士の姿も描かれている。
たくさんの兵士が転がる波打ち際は真っ赤に染まっている。
実に生々しいのである。

別に血が見たいわけじゃない。
こうじゃないとしっくりこないのだ。



父にとって戦争映画は冒険活劇であり、テレビシリーズ『コンバット』を愛する世代。
ストーリー重視で血生臭い描写は求めていない。

僕は戦争映画を『地獄の黙示録』や『プラトーン』から入った世代。
もちろんストーリーも大切だけど鼓膜を破るような爆発音や、痛みや匂いを感じるほどのリアリティを求めてしまうのだ。
僕にとって映画はバーチャル体験するアミューズメントであり、あたかもそこにいるような緊張感に身を置きたいのだ。
だから最新のサラウンドシステムなんてものも大歓迎。

それって見方を変えれば即物的であり「想像力」が欠如してるとも言えるのだ。
余計な画や音がある映画より活字の方が面白いという人も多い。

こんな言い方をする人もいる。

「今はディズニーがなんでもアニメにしてしまうから、『不思議の国のアリス』のような素晴らしい作品に盛り込まれた”子供たち自身で想像する”という楽しみがどんどん奪われている」

僕もそんな背景で育った最初の世代なのかも知れない。

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ところがね、

最近『史上最大の作戦』の方がめちゃめちゃ面白いのよ。
戦闘シーンが『プライベート…』に優る迫力すら感じるのよ、これがまた(笑)

いや、CGなんか無い時代ですから実際すごいことやってるんですよ、この映画。
俳優の至近距離で遠慮なく大爆発したり、空撮の横流しロングショットにずっと収まり続ける程広域におびただしい数のエキストラが走りまわってたり。
なんつんでしょうね、アナログのごまかしの利かないクオリティとでも言うんですかね。
後でCG修正が出来ないから時折撮影用クレーンの影が映り込んでたりなんかもしますが、
「本気で映画作ってるなぁ」って思います。


父さん、今更すみません、
この映画大変面白いです(笑)






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by kemnpus-ken | 2012-02-29 14:24 | 映画

映画『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』

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Nowhere Boy(2009年 イギリス)
監督 サム・テイラー=ウッド
脚本 マット・グリーンハルシュ
製作 ロバート・バーンスタイン
ケヴィン・ローダー
ダグラス・レイ
製作総指揮 ジョン・ダイアモンド
ティム・ハスラム
クリストファー・モル
マーク・ウーリー
音楽 アリソン・ゴールドフラップ
ウィル・グレゴリー
撮影 シーマス・マッガーヴェイ
編集 リサ・ガニング

ジョン・レノン: アーロン・ジョンソン
ミミ・スミス: クリスティン・スコット・トーマス
ポール・マッカートニー: トーマス・サングスター
ジュリア・レノン: アンヌ=マリー・ダフ

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昨日WOWOWで放送されて初めて観ました。
ジョン役のアーロン・ジョンソン、いやあ似てたねぇ。
数々のレノン物の映画やドラマを観てきたけれど、彼ほどイメージ通りのレノン像を演じ切った人を見たことがない。

物凄く強がりで型破りで、ガラスのように壊れやすい心、
そしてこんな風に周囲に”何か”を放つ良くも悪くも目立つ男だったんだろうな。
ゾクゾクするほどジョンそのものだったよ。
(↓この写真のジョンとポール、よく似てるでしょ?)
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ポール・マッカートニーやジョージ・ハリスンとの運命的な出会いも緻密に描かれています。
しかし物語の根幹はジョンの育ての親ミミ叔母さん、そして再会した実の母親ジュリア、二人の女性とジョンとの関わりが中心となっています。
従来の通説では、自由奔放で船乗りだった父親アルフレッド・レノンがジュリアとジョンを捨てて蒸発し、息子が重荷になったジュリアがジョンをミミ叔母さんに預けた…と大体こういうことになっていました。
真実は判りませんがこの物語ではそれとはちょっと違いもっと複雑な家族関係が描かれていました。
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母を愛していながら憎むというジョンの苦悩に胸が痛む思いがした。
そして再び母ジュリアはジョンの手の届かない所へ行ってしまう。

エンディングは『ジョンの魂』から「マザー」。
泣いたよ。


   母さん、あなたは僕を授かったね
   でも僕は母さんを手に入れられなかったよ
   僕はずっとお母さんが欲しかったんだ
   でもあなたは違った
   だから僕はあなたに言わなくちゃ
   さようなら
   


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by kemnpus-ken | 2011-12-09 23:01 | 映画

『アイルトン・セナ -音速の彼方へ-』(2010年)

「音速の貴公子」と呼ばれた男。

誰もが愛さずにいられない瞳を持ち、
しかし速過ぎるがゆえ孤高の英雄でもあった男。

そして突然天に召された男

アイルトン・セナ

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まだ洋楽ロックに目覚めていなかった僕にとってジョン・レノンの死は、原体験という意味ではそれほど現実的ではなかった。
僕の人生では「911同時テロ」の惨劇を目にした時の衝撃の方がリアルだ。
そしてそれと同じくらいに94年サンマリノで起ったアイルトン・セナの事故が忘れられない。

夜中の衛星中継は確かこんな風に始まった。

「先程スタート6周目で重大な事故が発生しまして、アイルトン・セナ選手がヘリコプターで病院に運ばれました…」


あれ以来F1レースを観ていない。
いや、シューマッハやハミルトンの活躍を何度も観ようとしたけどやっぱり楽しめない。
時計はあの日に止まったまま。


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この映画はアイルトン・セナの伝記的映像作品です。
終盤にサンマリノの事故場面も収録されている。
僕にとってはパンドラの箱のようなものでもある。

正直言って内容は大味で、日本人の感覚からするとセナ自身を聖人として祀り上げすぎな感も否めない。
しかしセナの母国ブラジルではペレやセナは神に等しい永遠の存在でもある。

宿敵アラン・プロストとの確執についても非常に偏った内容となっています。
「あいつを殴ってやりたいよ」というプロストの発言は強調されても、危険行為と問題視されたセナの他車を蹴散らすような追い抜き方や、クラッシュ後接触したドライバーに駆け寄り掴みかかるような「素行の悪い彼」の部分は極力排除されている。

「マンセルやアレジとのあの名勝負がないじゃないか!」
と不満の方もいるのでは?とも思う。

しかし中身の濃さや編集の仕方はさておいても映像自体は本物です。
今ではテレビで目にしなくなった貴重な映像も多い。

※F1レース関連の映像は全て主催者であるFIAが権利を持っており厳重な管理下にある。
例えばフジテレビが撮影・放送した映像であってもフジテレビで勝手に使用することはできない。
そのため(不適切・不都合な事情も含めた)未公開シーン・あるいはたった1度しか放送されなかった映像資料は膨大に埋もれていると思われます。

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94年のサンマリノグランプリでは予選で2件の大事故が発生しており、1件はドライバー(ラッツェンバーガー)が命を落としている。
アイルトンはこれらの事故に胸を痛め、「もう走りたくない」と親しい人に電話を入れている。

「逃げ出すわけにはいかないんだ」
心配するF1オフィシャルドクターに彼はそうも答えた、涙を拭いながら。

日曜の決勝、不安と迷いが入り混じった表情でコックピットに収まりスタートシグナルを待つ彼の姿が悲痛である。
今思えばあんなに弱々しく見えるアイルトンを見たことがなかった。

そしてシグナルが青に変わった…

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by kemnpus-ken | 2011-11-16 15:11 | 映画

『サマーウォーズ』とmixi中毒

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先日録画した昨年の話題作『サマーウォーズ』を観ました。
アニメ版『時をかける少女』を観たときも
「最近のアニメは洗練されてるなぁ、いいかも」
なんて思いましたが、今回も思いました。
で、まさか両者同じ監督による作品であろうとは。
えへへへ、さっき知りました(爆)
あたしゃよほど細田守監督がお気に入りのようである。
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カラフルなデジタル仮想世界と美しい日本の原風景の相対する描写がとにかく素晴らしく、この作品独特の一番の見所といえよう。
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友人からmixiを紹介されて3年近く経ちます。
その少し前にIさんという人から「ソーシャルネットワーキングのミクシーって知ってます?」と言われたときは言ってる意味すら判らず警戒すらしていました。
なんか危ない勧誘かな?みたいな(笑)
それが今やすっかりケータイが手放せないmixi漬けの毎日です。


映画では言語の垣根を越えて、全世界に浸透した「OZ」というソーシャルネットワーキング・サービスが登場します。
個人のコミュニケーションだけでなく、ビジネス、ショッピング、政府や地方自治体等の公的機関とも直結した巨大なmixiみたいな物と思って下さい。
そのOZが暴走を始めて、全世界が混乱に陥るお話です。
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僕がmixiで心がけてるのは、出来るだけ「相手の顔が見えるお付き合い」をしていきたいということ。
つまりmixiで書き込みのやりとりをしながらも最低限「この人ならこういう気持ちでこう書いてるんだろうな」と判る程度の知人でありたいと思っています。
mixi内でコミュニティの運営もしていますが、基本オフ会メイン、直接会う事が目的になっています。

理想はね。

でも実際にはコミュニティ会員の増加とともにずっと会った事ない人も増えてきましたし、結局はネット上ならではのつまらない衝突もあったりします。


偶然昨日と一昨日の二日間、mixiが不具合を起こしてアクセス不能な状態が起きました。
普段何気なく「おはよう」なんてやりとりしてる”友人”と「おはよう」が言えない。
すごく寂しい。
「あれ?このままmixiが無くなってしまったら、俺は何人の友を失うんだろう?」
そう思うと不安になってきたりもした。

例えば携帯電話を紛失、あるいはドボンと水に落としてしまったがために誰とも連絡とれない、取り引き先とも連絡が付かない、そういった現象ともどこか似ている。
それどころか気持ちの支えとしても依存してる自分がいたりして。
なんだか危ういな俺。

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映画では「OZがつながらない」と誰もが混乱に陥ってる状況の中、90歳になるお婆ちゃんが古い手紙の入った箱を出してきて、ダイヤル式の黒い電話で方々に電話をかけるシーンがあるんです。
「慌てなくて大丈夫よ、あなたが出来ることを頑張って」

別にケータイやネットより家電話の方が優れてるという事ではない。
昔ながらの手紙や手書きの電話番号帳といった物がバックアップになっただけのことである。
それだけで何年も音沙汰がない人とも気持ちまでちゃんとつながっている。
そのお婆ちゃんの落ち着いた行動を見て、
「本当につながってる」って何だろう?って少し考えさせられましたよ。
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by kemnpus-ken | 2010-08-12 02:34 | 映画

彼らが帰ってくる!


楽しみです。
ランディ・ニューマンの歌声が心に沁みるんだな、これが。
ラセター監督が大好きなトトロもカメオ出演してるそうですよ。

今回のテーマがテーマなだけに、気が付けば押入れの隅に追いやってしまったウッディ達を引っ張り出してあげました。
久しぶりに仲良く並んで「はい、ポーズ!」

「さよなら」なんて言えないさ。
『トイ・ストーリー3』 7月10日公開です。
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by kemnpus-ken | 2010-06-28 13:55 | 映画

映画 『コラテラル』 (2004年)

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(2004年 アメリカ)
【 監督 】
マイケル・マン

【 出演 】
トム・クルーズ
ジェイミー・フォックス
ジェイダ・ピンケット=スミス

【 ストーリー 】
平凡で真面目なタクシードライバーのマックス(ジェイミー・フォックス)は、ある夜「ヴィンセント(トム・クルーズ)」と名乗るビジネスマン風の客を拾う。
目的地に着くと、ヴィンセントはマックスの生真面目さを買い、マックスにタクシーの貸切りを持ちかけて来る。
はじめは断るマックスだが、ヴィンセントの強引さと600ドルの誘惑に負けて、これを引き受けてしまう。
しかしそれは単なる貸切りではなく、殺し屋の手伝いをさせられる事を意味していた…

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トム・クルーズが悪役を演じたことでも話題になったこの作品、
もちろん全編に渡り息を飲むスリリングなストーリー展開が秀逸な作品です。
夜のロサンゼルス市街の映像も美しい。

僕は本題とは外れるけれど職業柄冒頭の15分、タクシードライバーの客とのやりとりのシーンが好きなんです。
運転手の心理や車内の空気感、これが本当によく描かれていて、監督ってもしかして元ドライバー?って思ってしまうぐらい。
そしてマックスという人物像を説明することにより本題により深みが生まれています。
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マックスはLAで勤続12年のタクシードライバー。
仕事に一生懸命だが心にいつも閉塞感を感じている。
やりきれない気持ちになるとルームバイザーに隠した「自分だけの保養所」に逃げ込んでいた。
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女性を乗せた時、基本的には行き先をきいたあと沈黙が続きます。
(女性客はひたすらケータイでメールチェックをしたり…この辺の空気もよく描写されてるなぁ)
しかしある程度長距離のお客さんだと些細なことから会話が発展することもしばしば。
ちょっとしたジョークで心を開かせるのもまた楽しい。
やがて女性は仕事の悩みなんかポツリとこぼしたりなんかして。
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マックスは仕事のプレッシャーに押しつぶされそうなその女性に
「少し休んだ方がいいよ」
とルームバイザーのあの写真を差し出す。
「君にあげるよ、コレよく効くんだ」
このシーンのジェイミー・フォックスが実にカッコいいのだ。
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女性は笑顔で写真を受取り、そして降りていった。
続きが引き出せなかったマックス、ハンドル叩いて悔しがる。
「あるある!」みたいな(笑)
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by kemnpus-ken | 2010-06-15 22:25 | 映画

映画 『少年メリケンサック』(2009年)

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【監督】 
宮藤官九郎

【出演】
宮崎あおい
佐藤浩市
木村祐一
田口トモロヲ
三宅弘城
勝地涼 

【ストーリー】
レコード会社の新人発掘担当として働くかんな(宮崎あおい)はある日、ネットで絶賛されているパンクバンド「少年メリケンサック」を偶然発見、スカウトのためにメンバーを訪ねる。
ところが「少年メリケンサック」は25年前に既に解散しており、当時のメンバーは秋夫(佐藤浩市)をはじめ、現在は人生の落伍者の典型のようなオヤジばかり。 一方少年メリケンサックのネット上での人気は高まるばかりでライブツアーも決まってしまう…
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いやあ、抱腹絶倒、面白かった!
宮崎あおいちゃんのぶちキレキャラは必見ですよ。

パンクロックのカッコよさと、それに負けないぐらいのダサさをよ~く解っていらっしゃる映画です(笑)
個人的にはヴォーカルのジミーさんが最高。
存在そのものがパンクって感じ。
最初これがあの田口トモロヲだって全然わからなかったよ。

ロックに人生捧げちゃってるおバカさんってどこか憎めないんだよな、裕也さんとか←実名出すな(笑)
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by kemnpus-ken | 2010-06-11 23:41 | 映画

映画 『ザ・ムーン』

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ザ・ムーン / IN THE SHADOW OF THE MOON
(2007年 イギリス)
監督
デヴィッド・シントン
出演
バズ・オルドリン
アラン・ビーン
ジーン・サーナン
マイク・コリンズ
チャーリー・デューク
ジム・ラヴェル
エドガー・ミッチェル
ハリソン・シュミット
デイヴ・スコット
ジョン・ヤング


60年代、ケネディ大統領の指令により動き出したアポロ計画。
その人類初の冒険に旅立った多くの宇宙飛行士達の生の証言と、NASA蔵出しの貴重な記録映像で構成されるドキュメンタリー映画です。
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未知な世界への無鉄砲とも思われる計画を、現在と比べると恐ろしくアナログな科学技術と、人間そのものが持つ能力と勇気だけで全世界を感動させる成功へと導いた。
そんな時代の大胆さが彼らの証言と映像からよく伝わってきます。
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NASAの記録映像がとにかく素晴らしい。
特にスーパースローで観るサターンロケット発射のクローズアップ映像はどんなSFXよりも圧巻で興奮せずにはいられません。
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元飛行士へのインタビューで印象的だったのは、多くの仲間がヴェトナムで命を落としてる時に、かたや国に仕える同じ軍人でありながら世界中から脚光を浴びてることへの葛藤があった、というエピソードでした。
そんな背景が彼らに勇気を与えていたのかも知れない。
実際アポロ11号船長のニール・アームストロングはのちに「成功の確立は50%と思ってた」と語っています。※
残りの50%は「死」を意味しています。
(※本作品にはアームストロング氏は出演していません)
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最後にもっぱら語られ続ける「陰謀説」について彼らが口を開いてます。
いわゆる「あれはアメリカ政府によるヤラセで、実際には月になんか行ってないんだ」という噂について。

「アメリカ人というのはたった2人の約束も守れない人種だよ、
何千人ものスタッフがそんな嘘を黙ってられるわけがないじゃない」


妙に納得である(笑)
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by kemnpus-ken | 2010-05-03 12:53 | 映画

ポイント会員様の特権、全然活かせずトホホの巻

MOVE号のガラス交換修理に4~5時間を要するということなので、映画でも観て時間を潰すことにしました。
「あ、そういえば一駅向こうのショッピングビル内にある映画館のポイント会員だった」
ガラス屋最寄りにも映画館があるが、そこに行き会員証を提示すればいつでも1000円ポッキリで観れるのだ。
時間はたっぷりある。
♪せんえんのためならふふふん
鼻歌交じりで一駅区間散歩と洒落てみた。
タクシー使っちゃ意味ないし(笑)
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今月末をメドに実家の両親がこの近郊に引越しをします。
二人の弱ってきた足腰のことを考慮しての決断です。
長年暮らした土地を離れることに両親も不安があるみたいですが、
住めば都っていうし、羨ましいぐらいにいい街だと思うよ。
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春らしい陽気にうっすら汗ばみながら映画館に到着。
マーティン・スコーセッシ監督の最新作『シャッター・アイランド』を観ることにしました。
主演はレオナルド・ディカプリオ。
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でね(笑)
チケット買うのに並びながら「な~んか混んでるなぁ」とは思ったんだけど世間は連休だからまあ仕方ないか、なんて思ってたんです。
で、得意気に「コレでシャッター・アイランド大人1枚」と会員証を提示しました。
「はい、1000円になります」
”昼間から1000円で観れるってシアワセ”なんて悦に入るワタシ。

すると窓口のお姉さんが「座席はココとココしか空いてませんがどうしましょう?」と座席表を差し出した。
「え?そんなに混んでるの?」
普通なら他のお客さんと1席間隔をとったりするんだけどパンパンの寿司詰めなのだ。
ふと腕時計で日にちを確認した。
5月1日…
映画の日じゃん!
漏れなくみんな千円だよ(爆)
たまに映画でも、なんて思い立つとコレだ。

30分後酸欠気味の館内で、見知らぬ太った女性の隣で腕が触れないように妙に気を遣いながらレオ様を観るオレ様であった。
あぁ、肩凝った(笑)
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by kemnpus-ken | 2010-05-01 22:39 | ひとりごと(エッセイ)