~kemnpusの気紛れ日記~ 仕事柄更新・レスが遅れる場合があるけど許してネ


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カテゴリ:ひとりごと(エッセイ)( 315 )

Top Of The World / THE CARPENTERS

先程祖母の葬儀を終えて帰宅しました。
103歳と11ヶ月、
記録的な大往生だったおばあちゃんのことが誇らしくて、
親戚一同どこか和やかなお見送りとなりました。


おばあちゃん、長い人生大変お疲れ様でした。
そしてありがとう。



で、話は変わりまして、
今回久しぶりに集った親戚の一人でTさんという方がおります。
実はこの方、過去に円周率の暗記世界記録を打ち立てたすんごい人なのです。
もちろんあのギネスブックにもTさんの名前が載り、脅威の暗記力として当時はテレビ番組にも引っ張りだこでした。

その後記録は破られてはまた取り返すなどをしましたが、現在記録競争はTさんの手を離れ2011年には中国の人が世界記録保持者となっているようです。

このTさん、超人的な記憶力のトレーニングとしてあの「ルービックキューブ」を用いていたのはご本人から聞き知っていました。
以前デモンストレーションしてもらいましたが、その手さばきの速さと正確さに驚いたものです。
僕からすれば色が揃えられるだけで尊敬してしまうのです。
しかしあれだけ流行ったものですから一般的にはそれ自体は珍しいことではなかったんですね。



斎場での待ち時間、喫煙所で一服して控え室に戻ると親戚一同なにやら盛り上がっている。
「なんだ?なんだ?」
見るとTさん夫婦が二人そろって頭のてっぺんに両手を挙げてルービックキューブをカチャカチャ動かしているではないか(笑)
当然本人にはキューブは見えない。
そして目にも留まらぬ速さで二人とも全面色を揃えてしまった。
一同「おー!!!!!」

すげー!
なんじゃこの夫婦!
てゆーかここ斎場だし、リアル「ナニコレ珍百景」だっつの(爆)

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聞くところによると目隠しをして行う「ブラインド」部門というのがルービックキューブ国際大会の公式種目として実際にあるらしい。
そして現在の最高齢公式記録は61歳なのだそうな。

Tさん79歳。
今度はルービックキューブ「ブラインド」部門最高齢記録を虎視眈々と狙ってるのだそうな。
がんばれ!


お葬式から帰っていの一番にこの曲を聴いてる僕も僕だが、斎場で「おぉー!!!!」パチパチパチと盛り上がる一族も珍しい。
そういえば昨年の父の葬儀から戻った夜、母さんダウンタウンの松ちゃん観て笑ってたぞ。

なんだか明るい一族だなぁ(笑)



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by kemnpus-ken | 2012-02-23 17:10 | ひとりごと(エッセイ)

As Time Goes By / Frank Sinatra





数日前部屋の整理をしていたら、くしゃくしゃの紙に包まれた何かの塊がゴロンと床に落ちた
大きさのわりに重たい音がした

緩衝材として覆ったその紙を開くと、中からオメガ・スピードマスターが出てきた
宝物が傷まないように大切に大切に包んでおき、いつしか何が入ってるかも忘れてしまったらしい

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憧れだったスピードマスター
あのアポロ計画で宇宙飛行士に使用された”夢”の象徴でもあった

これを買ったのは今より随分若い頃だ
頑張った自分に対してのちょっとしたご褒美だった気がする
だけど何を頑張ったかは覚えていない
ただこれが欲しかっただけかも知れない


”若い頃”
あえてそんな言い方をしたのには訳がある

この精巧に作られたクロノグラフの
ストップウォッチ用の小さな小さな分針の
小さな小さな目盛りが霞んでよく見えないことに気付いたから

そうなんだ。。。。

奇しくも腕時計に時の流れを教えられ、それがちょっと寂しかった

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沢山の夢を置き去りにしてきたな
諦めちゃった夢
いつの間にか忘れてしまった夢

だけど新しく生まれた夢だってある

前に進みたい気持ちは今も変わらない気もする
ネジさえ巻いてあげれば今もちゃんと時を刻むこの腕時計みたいに

忘れかけてた力が貰える気がして
昨日からこれを付けて仕事をしています

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by kemnpus-ken | 2012-02-09 11:18 | ひとりごと(エッセイ)

Crying Waiting Hoping / Buddy Holly

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僕がメインで使用してるメガネはウェリントンと呼ばれるタイプです。
実にスタンダードというか変哲の無いというか。
一般には黒縁メガネとか四角いメガネと呼ばれたりもします。

ジョン・レノンといえば丸いメタルフレームが有名ですが、アートカレッジ時代やデビューしてしばらくは黒縁メガネを使っていました。
眼鏡は格好悪いと嫌がってた彼に黒縁メガネを選ばせた理由は、ジョンにとってエルビスと並ぶロックンロールヒーローだったバディ・ホリー、彼が黒縁メガネをかけていたからだと言われています。
THE BEATLES(カブトムシたち)という名前がバディのバックバンド・THE CRICKETS(コオロギたち)から由来してるのは有名な話ですね。

そんなエピソードもあって黒縁メガネは僕にとっても外せないアイテムのひとつとなったのです。
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このタイプのメガネの厄介なところは、セルロイド製のため数年使うとフレームが白く劣化してしまうことなんです。
僕もこれを4~5年かけ続け、気が付けばあちこち粉が吹いたように真っ白になってしまいました。

大して高いフレームじゃないんですよ。
でも気に入った眼鏡と同じ物というのはなかなか見つからないものなんです。

ところがこれについては同時に全く同じフレームでサングラスも作っていたんです。
よっぽど形が気に入っていたんですね(笑)

サングラスは普通の眼鏡に比べて使用頻度も低く、ケースにしまっていたりもするので保存状態が大変よろしかったのであります。
そこでサングラスは諦め、サングラスのフレームに透明のレンズを移植することにしました。
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これはレンズ移植後の写真。
並べてみると後ろのフレーム、まあこんなになるまでよく使い倒したもんだわ(苦笑)

フレームからレンズを外すのはわりと簡単にパカッて取れたのであります。
簡単に外したものの今度はこれがはめられなくなってね、焦ったよ(爆)
お風呂のお湯に浸しても洗剤をつけてもダメ。
結局ネットでいろいろ調べてフレームをドライヤーの熱で暖めたら装着できました。

そんなわけで悪戦苦闘の末お気に入りのウェリントン型のフレームが2代目に生まれ変わったのであります。
めでたしめでたし。
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↓2010年バージョンってなんだ?アレンジすごくかっこいいし。


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by kemnpus-ken | 2012-02-02 14:55 | ひとりごと(エッセイ)

ジョン・レノン、すべてはあなたのせいだ

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今回発症した「頚椎症性神経根症」という疾病、
首の骨が神経を圧迫してあちこちに痛みを撒き散らしてるというのは昨日書きました。

そして僕の場合通常弓なりの骨格が直線状に真っすぐなため、長年にわたり3~4kgはあると言われる頭部の重さが普通の人以上に負荷をかけてきたことが原因と思われる。

確かに僕は姿勢が悪い。
そして仕事での長時間に渡る運転で同じ姿勢を続けていることも無関係ではないだろう。
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はたと気が付いたのね。

僕は若干猫背気味で、顔を上向き加減にアゴを少し前に突き出してることが多い。

それはなんでか?

答えはジョン・レノンなのである。

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十代の頃に遡ることウン十年。
初めてビートルズを観た時、ジョン・レノンにシビれてしまった。

ジョンは他のアイドル然としている3人とはっきりと違った。

アゴをしゃくりあげちょっと冷めた目で見下ろす。
筋の通った高い鼻を強調し、
時に自信に溢れた姿にも見え、
人を小ばかに見下してるようでもあり。

それはジョンの生い立ちや性格そのものを現していて、背が低いことが格下(労働者階級)の象徴とされるイギリス人の闘う姿でもあった。(ジョン自身それほど背が高くはない)

なんか普通じゃないその姿にいつしか憧れていた。
僕も人前で歌うときはなるべくマイクを高めにセットしてアゴを持ち上げて歌っていた。
似てる似てないは置いといて、精神的にジョンに近づこうとするだけで自然とアゴが上がっていた。

近年は目的がちょっと変わって醜い二重アゴをさらさないために顔が上向き加減だったりもする(笑)


実は長年に渡るそれが首に影響してるんじゃないかなって思っているんだ。

処方された鎮痛剤を飲んではいるが上を向くと今も背中が痛い。
そうは判っててもつい頭を上げてしまう。

ミスター・レノン、
あんたのせいだよ。

ジョンにシビれた結果ウン十年後に今度は自分がシビれてしまった。

そういうことにしておこう。

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by kemnpus-ken | 2012-01-30 15:17 | ひとりごと(エッセイ)

You Make Me Feel Good / The Zombies

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ロキソニンが効かないほど3日前からの背中や肩の痛みがあまりにひどいので、今日は仕事をリタイアして整形外科を受診してきました。

「はい…はい…あ、なるほどね、それでは…」
ドクターが僕の頭をグリグリ動かしながら
「こっち向けるとここが痛むでしょ?」
「こうすると…今度はここが痛いですよね?、ふむふむ」

レントゲン画像では頸部の骨が真っすぐ直立していた。
本当は弓なりに曲がっていないといけないのだそうな。

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診断の結果は「頚椎症性神経根症」
首の神経が圧迫されて肩や背中の神経に響き痛みをばら撒いてるのだそうな。

わりとポピュラーな疾患らしいが、場所が首だけに放置すると後が怖い。
ただの筋肉痛なら痛み止めと消炎剤をもらってハイ終わりなのだが、
経過観察ののちリハビリ通院が必要だとのこと。
原因がわかってほっとしたけど、ちょっと長くかかりそうです。

だいぶ薬で楽になってきました。
You Make Me Feel Good
誰か一人でいいんです。
そう、優しい貴女がそばにいてくれれば…

熱もあるのか、俺?(笑)



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by kemnpus-ken | 2012-01-29 12:42 | ひとりごと(エッセイ)

Ouch! / THE RUTLES

冬も本格的に厳しくなってまいりました。
体調管理も難しい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
風邪をこじらせなかなか治らない友人も沢山います。
昨日急性胃腸炎で倒れた友人もいます。
皆様お気をつけ遊ばせ。

さて、僕はといいますと馬鹿なのか相変わらず風邪はひかないのですが、
一昨日からわたくし
肩が痛いのです!
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最初は「なんか肩こりがひどいなぁ」ぐらいに思っていたのですが、左肩を中心に首筋・背中上部にかけて痛み始めました。
もう少し下の方なら内臓疾患も考えられるのですが肩なのです。
左腕上部も鈍い痛みがあり、そこなら右手が届くので(笑)揉んであげると気持ちがいい。

土曜日にギター2本と激重エフェクターケースを持って赤坂の街をウロウロした代償でしょうか?
いやいや5日も過ぎてから筋肉痛もあるまい。

原因はわからないのですがとにかく痛くて痛くて。
数日病院処方の湿布薬を貼り痛み止めを飲んで過ごしています。


てなわけで今日の一曲は気持ちが明るくなるようにザ・ラトルズでもと思ったが、
痛い痛い歌っとるやないか! ←知ってたくせに




やっぱ本物がいいや(笑)


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by kemnpus-ken | 2012-01-28 15:20 | ひとりごと(エッセイ)

初めての無賃乗車被害 (交番イライラ編)

昨日の続きに入る前に、日記の冒頭で書いた”泣き寝入り”について。

昨日のケースで言えば被害金額は11010円。
ひとつの選択肢として警察には届けずそれを売上げとして処理するとします。
売上金は帰庫と同時に全額会社に納めるわけですが、そのうち5千円は預かり金として回収していることになるので、残金の6010円を自分の財布から出さないと完結しません。
一見この6010円、大きな金額にも見えますが、これの半額以上はお給料として戻ってくるのです。
つまり自腹は実質2千幾ら程度になります。

ここで泣き寝入りに何故メリットを感じるかと言えば「時間」なのです。
警察で時間を潰されてる間にその”2千幾ら”なんて簡単に回収できちゃったりもするのです。
警察に届け出するほうがよっぽど泣き寝入りじゃんという考え方も一方であるわけです。

これが刃物をちらつかせた凶暴な強盗だったり、いかにも手馴れた常習犯であれば徹底的に捜査を要求するのだけど、今回の女性はちょっと違う気がするんです。
いろいろ思い起こすと確信犯というよりは「認知症による奇行」の可能性が大きい気がするのね。



1月14日 本当の戦いはここからなのだ
(18:10~ 町田駅前派出所)
事件現場に駆けつけた若い警官二人に誘導され営業車を交番脇に停車。
警察官の手により後部座席に残された遺留物が”証拠品”として回収された。
そして交番の中に入って長い長い聞き取り捜査が始まった。

いかにも今年配属された新人という感じの気の弱そうなA巡査が被害届の作成担当。
「みなときた区新横浜…ですか?」
「すみません、つづき区ってどういう字なんですか?」
所轄に隣接する地名の漢字も知らない。
もう一人のB巡査は面倒見がいい先輩という感じ。
作成する書類は被害届以外にも犯人の遺留品リストなど山ほどあって、横から丁寧にA巡査に手順を教えながらも自らも別の書類を書きつづけている。

厄介なのは奥から2名、いかにも高圧的な物言いの上官が出てきたことである。
座って書類作成を進める若い警官の後ろをウロウロしながら交代交代で口を挟んでくるのだ。

「おい、身長は尋ねたか?」
「あ、これから聞くところです」
「髪の色とかは?」
「いや、まだそこまで…」
「バカ野郎!あ、運転手さん、身長はどれぐらいでしたか?」
「ほら、150センチから155センチ!書いて書いて」
A巡査の頭上からまくしたてる。

被害届は実況方式で書かれるものだから、思いつきでランダムに「ほれ、書いて書いて」言われても作業が遅れる一方なのである。
要はこいつら邪魔なのだ。



本署の刑事課からも時折電話が入って「ちょっと運転手さんに代わって」
交番で話していることと同じことを繰り返しまた話す。

「一応被害者は法人だからさ、おたくの社長さんのフルネーム、わかるかな?」
「会社に電話すればわかりますけど」
「今きいてくれないかな?」
その間調書の聞き取りは中断。

またしばらくして
「あ、ごめんごめん、社長さんお幾つ?」
「それいま重要ですか?」
「うん、きいてくれないかなぁ」

その間財布を落とした若者や道を尋ねる人らもやってきて若い巡査AとBはそっちにも対応する。
そのたびに調書を書く手が止まってしまうのである。

立ってるジジイら、書類書く邪魔ばっかりしてないでそっちはオメーらが対応しろ!

何回かダメ出しされてまた頭から書き直したりもしている。
ひと昔前の大学のゼミのレポート提出じゃねえんだからさぁ。
つか紙も時間も無駄だからパソコン使えよ、パソコンを!

とにかく遅々として前に進まないのである。

僕が署名する欄も山ほどある。
公文書だから省略はできない。
新しいマンションの正式名称が24文字とこれまたバカに長いんだ(爆)
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結局ね、交番を出られたのは21時を回っていたよ。
信じられないでしょ?
またこの日が格段に寒かったんだ。
長時間質問攻めにあい続け、取調べ(?)を受けてる後ろが開けっ放しでスト-ブもなかったので身体は冷え切ってしまい憔悴しきっていた。
こういう時に犯人って自供を始めるんだなって思ったよ、マジで(笑)
お巡りさんは寒くないのかな?と思ったらあいつら交番の中でもぶ厚いコート着てたんだよな。

問題の女性客を乗せるまでの待ち時間を含め、町田から営業テリトリーに戻るまで実に7時間だよ!!
この7時間が全部無駄な時間。
しかも土曜日のお客さんの動きがある限られた時間帯を費やして。
仕事できないんだから無駄どころか大きな損失だよね。


仕事で疲れても早上がりなんてしたことなかったのに、さすがに今日は会社に帰ることにした。
その前に喜多方ラーメン食って温まろうよ、みたいな。
がんばれ福島。
がんばれオレもな(笑)
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by kemnpus-ken | 2012-01-15 12:07 | ひとりごと(エッセイ)

初めての無賃乗車被害 (事件発覚編)

それまで自分が慎重に防御してきたからか、単に運がよかっただけか。
7年間この仕事をやってきて初めての出来事だった。

乗り逃げされても少ないの被害金額だったら泣き寝入りした方がいいと運転手仲間は口々に言う。
つまり警察沙汰にするくらいならメーターを入れてしまった分を売り上げとして自腹で会社に納金してしまうのだ。
この意味が身にしみてよくわかった1日でもあった。

会社は事件として警察に被害届けを提出しない限りチャラにはしてくれない。
(これは乗り逃げされたと虚偽報告して実際にはお客から受取った現金を丸々着服しようとするバカ運転手が後を絶たないからだったりもする)



1月14日土曜日
(15:30 新横浜プリンスホテル)
ホテル敷地内のタクシー乗り場で50歳ぐらいと思われる女性を乗せた。
ホテルから出てきたにしてはどちらかといえば地味でパッとしない、買い物にきた近所のおばちゃんという風情。
同じ建物にショピングモールも併設してるのでそういう人が出てきてもなんら不思議はない。

「津久井街道の東急に行ってください」
津久井って津久井湖の津久井か?
「すみません、それは大体どのあたりでしょうか?」
「向かい側が仏具屋さんです」
「?」
なんとか町名を聞き出すとそこは相模原市の橋本のちょっと先と判明した。
30キロほど離れた目的地を告げるにしてはピンポイントの妙な言い方だった。
喋り方も寝起きのような少し舌のもつれた感じだった。

”ちょっと変な人だな…”

それから走行中はずっと会話がないままだった。



(16:20 相模大野)
保土ヶ谷バイパスの渋滞でひっかかり随分時間がかかっていた。
バイパスの終点とともに渋滞が終わり国道16号の相模大野あたりで急に女性は口を開いた。
「今どの辺ですか?」
「今相模大野のあたりです。小田急線の線路を越えたところですよ」
「あの、無印良品に寄りたいんですけどどこかにありますか?」
「いやあ、この辺で私が知ってるのは町田駅前の西友ぐらいですかね」

考えたら長距離で移動しながらこの質問もちょっと変なのだ。
たまたま町田が少し前まで地元だったから返答できただけのことで、コンビニならまだしも無印がある場所なんて答えられないのが普通だ。

「そこでいいです、そこに連れていって下さい」
あれ?長距離の橋本が随分手前の町田に化けちゃったか?

鵜野森交差点を右に折れて町田に向かった。


(16:30 町田西友前)
「運転手さん、待っててくれますか?買い物したら戻ってきますから」
ここまででメーター金額9500円ほど。
ちょっといやな予感がしたので普段あまり言わないことをあえて女性に言った。

「待つのは構いませんがすみませんお客さん、お客さんがどうだという事ではなく全てのお客さんにお願いしてるんですが、お客様が車を離れるときはある程度の現金なり身分証明書なりを一時お預かりするのが会社の決まりなんですけど…」

早い話が担保というやつである。
これは本当は決まりというより慣例であり、お客さん自身から自主的に申し出てくれるのが望ましい。
すると女性はなんの違和感もなく「そうですね」と財布からスッと5千円札を一枚出した。
「これも置いていくわ」
と乗り込むとき着ていたジャンパーと小さなバッグを置いて降りていった。

これが謎なのである。
残されたそこそこの現金と私物。
これによって自分は判断をにぶらせ長時間待ってしまった。
つまり戻ると信じてしまった。
この”遺留品”はあとで警察官も首をかしげていた。

唯一気になったのは、戻ってきた時にすみやかにドアを開けられるようにお客さんの顔を覚えておこうと後ろを見たとき、彼女は真っすぐ正面を見つめ目を合わそうとしなかった。



(17:40 町田西友前)
女性が降りてから既に一時間近くが経過していた。
メーター金額は11000円を超えたため一度止め、もう帰宅したであろう上司の携帯電話に電話を入れて判断を仰いだ。



(18:00 町田西友前)
若い警察官2名が現場に到着。
こちらが被害届を要請したため正式に事件となった。

簡単に経緯を説明したのち近くの交番へ移動。

しかしここからが死ぬほど長~いのである。

(つづく)

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by kemnpus-ken | 2012-01-15 01:23 | ひとりごと(エッセイ)

WHITE CHRISTMAS / Frank Sinatra




近所に銀行に行ったついでにちょこっとケーキを買いに行きました。
ネットで評判の人気店、しかもクリスマスということもあって凄い行列。
しかし順番を待ってる間もなにやら幸せな気分にさせられる。
多分並んでる人たちの幸せを分けてもらってるからだろう。


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それから僕はマンション階下のカフェに移動してカフェラテを注文、
端っこのテーブル席を選んだ。
客は自分ひとりだけで、店内は射し込み始めた西日でポカポカと暖かい。
着ていたフリースジャケットを脱いで隣の椅子にかけた。


久しぶりに触れる膨大な量の活字に最初は圧倒され、なかなかリズムが掴めない。
本なんてしばらく読んでなかったからなぁ。

やがて集中力を取り戻すと活字の世界にどっぷり入り込んでいて、
それまでお店で小さな音で流れていたシナトラの甘い歌声が聴こえなくなっていた。


とても静かな仕事明けの午後。

年末のざわめきに疲れて静けさを求めていたのかも知れない。

こんな風に過ごすのもいいなぁ、と思った。

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by kemnpus-ken | 2011-12-24 16:17 | ひとりごと(エッセイ)

見上げてごらん夜の星を / 平井堅 × 坂本九



午後になって病室の母親からメール。
「カメラ持って早くおいでよ。今日はきっと夕日が綺麗だよ。」
ニコンを300ミリのズームレンズに付け替えて病院に向かった。

車を走らせていて西側に雲が増え始めていることに気が付いていた。
今日も富士山はダメか。。。。

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結局のところ太陽は雲の塊にさっさと隠れてしまい、山の稜線や街並みがはっきりしない画的にちょっと退屈な夕焼けだった。

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それでも母は「あははは、こりゃダメだ、ピンボケだね」なんてケチをつけながらもテレビに映し出された”本日の成果”をそれなりに楽しんではいるみたいだった。

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上映会をしながらふと窓の外を見ると、一番星が輝いていました。

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by kemnpus-ken | 2011-12-05 23:02 | ひとりごと(エッセイ)