~kemnpusの気紛れ日記~ 仕事柄更新・レスが遅れる場合があるけど許してネ


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カテゴリ:映画( 56 )

映画 『史上最大の作戦』

THE LONGEST DAY(1962年 アメリカ)
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監督 ケン・アナキン(イギリス関連部分)
ベルンハルト・ヴィッキ(ドイツ関連部分)
アンドリュー・マートン(アメリカ関連部分)
脚本 コーネリアス・ライアン他
製作 ダリル・F・ザナック
出演者 ジョン・ウェイン、ロバート・ミッチャム、ヘンリー・フォンダ、
エディ・アルバート、リチャード・バートン、クルト・ユルゲンス、他
音楽 モーリス・ジャール
撮影 ジャン・ブールゴワン
ワルター・ウォティッツ
編集 サミュエル・E・ビートリー
配給 20世紀フォックス



『史上最大の作戦』と『プライベート・ライアン』(スピルバーグ監督 1998年)とどっちが面白いか?

映画ファンだった亡き父とよく議論してぶつかったものでした。
当然父親は『史上最大…』の肩を持ち、僕は『プライベート…』が好きだった。

世代的に父はトム・ハンクスをよく知らず、僕はジョン・ウェインやヘンリー・フォンダをよく知らないということもあっただろう。
しかし主に争点は映画のハイライトでもある戦闘シーンに限定した作風の違いについてだった。


まず根本の違いとして『史上最大…』は”Dデイ”と呼ばれるノルマンディ上陸とそれに関わる作戦を全編に散りばめた群像劇であること。
一方『プライベート…』は序盤でノルマンディ上陸作戦の場面があるものの、ストーリーの主題は次なる指令を受けたミラー大尉(トム・ハンクス)率いる小隊を追った物語である。

『史上最大の…』は3時間を軽く越える長尺の半分以上が戦闘シーンに充てられ、豪華キャストや大量のエキストラを投入し”史上最大の映画”の異名も持つ。
しかしながら『プライベート…』の前半(わずか20分程度)のオマハビーチでの死闘も、そのスケールの大きさとリアリズムにおいて映画史に残る名場面とされています。


両者の決定的な違いは流れる血の量です。


同じ戦争映画の『ナバロンの要塞』を観ても西部劇なんかでもそうなんだけど、昔の映画ってあまり血を流さないのね。
撃たれた場所を押さえながら顔をしかめて無言でバタンと倒れる。
彼らは「ギャーッ」とか「痛い!」とかは一切口にしないのだ。
こういうのを僕は「美しい死に様」と呼んでいる。

一方『プライベート・ライアン』では動脈からおびただしい量の血液が噴出し泣き叫ぶ兵士や、爆破で吹っ飛んだ自分の片腕を手に持ってビーチを彷徨う兵士の姿も描かれている。
たくさんの兵士が転がる波打ち際は真っ赤に染まっている。
実に生々しいのである。

別に血が見たいわけじゃない。
こうじゃないとしっくりこないのだ。



父にとって戦争映画は冒険活劇であり、テレビシリーズ『コンバット』を愛する世代。
ストーリー重視で血生臭い描写は求めていない。

僕は戦争映画を『地獄の黙示録』や『プラトーン』から入った世代。
もちろんストーリーも大切だけど鼓膜を破るような爆発音や、痛みや匂いを感じるほどのリアリティを求めてしまうのだ。
僕にとって映画はバーチャル体験するアミューズメントであり、あたかもそこにいるような緊張感に身を置きたいのだ。
だから最新のサラウンドシステムなんてものも大歓迎。

それって見方を変えれば即物的であり「想像力」が欠如してるとも言えるのだ。
余計な画や音がある映画より活字の方が面白いという人も多い。

こんな言い方をする人もいる。

「今はディズニーがなんでもアニメにしてしまうから、『不思議の国のアリス』のような素晴らしい作品に盛り込まれた”子供たち自身で想像する”という楽しみがどんどん奪われている」

僕もそんな背景で育った最初の世代なのかも知れない。

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ところがね、

最近『史上最大の作戦』の方がめちゃめちゃ面白いのよ。
戦闘シーンが『プライベート…』に優る迫力すら感じるのよ、これがまた(笑)

いや、CGなんか無い時代ですから実際すごいことやってるんですよ、この映画。
俳優の至近距離で遠慮なく大爆発したり、空撮の横流しロングショットにずっと収まり続ける程広域におびただしい数のエキストラが走りまわってたり。
なんつんでしょうね、アナログのごまかしの利かないクオリティとでも言うんですかね。
後でCG修正が出来ないから時折撮影用クレーンの影が映り込んでたりなんかもしますが、
「本気で映画作ってるなぁ」って思います。


父さん、今更すみません、
この映画大変面白いです(笑)






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by kemnpus-ken | 2012-02-29 14:24 | 映画

映画『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』

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Nowhere Boy(2009年 イギリス)
監督 サム・テイラー=ウッド
脚本 マット・グリーンハルシュ
製作 ロバート・バーンスタイン
ケヴィン・ローダー
ダグラス・レイ
製作総指揮 ジョン・ダイアモンド
ティム・ハスラム
クリストファー・モル
マーク・ウーリー
音楽 アリソン・ゴールドフラップ
ウィル・グレゴリー
撮影 シーマス・マッガーヴェイ
編集 リサ・ガニング

ジョン・レノン: アーロン・ジョンソン
ミミ・スミス: クリスティン・スコット・トーマス
ポール・マッカートニー: トーマス・サングスター
ジュリア・レノン: アンヌ=マリー・ダフ

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昨日WOWOWで放送されて初めて観ました。
ジョン役のアーロン・ジョンソン、いやあ似てたねぇ。
数々のレノン物の映画やドラマを観てきたけれど、彼ほどイメージ通りのレノン像を演じ切った人を見たことがない。

物凄く強がりで型破りで、ガラスのように壊れやすい心、
そしてこんな風に周囲に”何か”を放つ良くも悪くも目立つ男だったんだろうな。
ゾクゾクするほどジョンそのものだったよ。
(↓この写真のジョンとポール、よく似てるでしょ?)
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ポール・マッカートニーやジョージ・ハリスンとの運命的な出会いも緻密に描かれています。
しかし物語の根幹はジョンの育ての親ミミ叔母さん、そして再会した実の母親ジュリア、二人の女性とジョンとの関わりが中心となっています。
従来の通説では、自由奔放で船乗りだった父親アルフレッド・レノンがジュリアとジョンを捨てて蒸発し、息子が重荷になったジュリアがジョンをミミ叔母さんに預けた…と大体こういうことになっていました。
真実は判りませんがこの物語ではそれとはちょっと違いもっと複雑な家族関係が描かれていました。
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母を愛していながら憎むというジョンの苦悩に胸が痛む思いがした。
そして再び母ジュリアはジョンの手の届かない所へ行ってしまう。

エンディングは『ジョンの魂』から「マザー」。
泣いたよ。


   母さん、あなたは僕を授かったね
   でも僕は母さんを手に入れられなかったよ
   僕はずっとお母さんが欲しかったんだ
   でもあなたは違った
   だから僕はあなたに言わなくちゃ
   さようなら
   


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by kemnpus-ken | 2011-12-09 23:01 | 映画

『アイルトン・セナ -音速の彼方へ-』(2010年)

「音速の貴公子」と呼ばれた男。

誰もが愛さずにいられない瞳を持ち、
しかし速過ぎるがゆえ孤高の英雄でもあった男。

そして突然天に召された男

アイルトン・セナ

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まだ洋楽ロックに目覚めていなかった僕にとってジョン・レノンの死は、原体験という意味ではそれほど現実的ではなかった。
僕の人生では「911同時テロ」の惨劇を目にした時の衝撃の方がリアルだ。
そしてそれと同じくらいに94年サンマリノで起ったアイルトン・セナの事故が忘れられない。

夜中の衛星中継は確かこんな風に始まった。

「先程スタート6周目で重大な事故が発生しまして、アイルトン・セナ選手がヘリコプターで病院に運ばれました…」


あれ以来F1レースを観ていない。
いや、シューマッハやハミルトンの活躍を何度も観ようとしたけどやっぱり楽しめない。
時計はあの日に止まったまま。


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この映画はアイルトン・セナの伝記的映像作品です。
終盤にサンマリノの事故場面も収録されている。
僕にとってはパンドラの箱のようなものでもある。

正直言って内容は大味で、日本人の感覚からするとセナ自身を聖人として祀り上げすぎな感も否めない。
しかしセナの母国ブラジルではペレやセナは神に等しい永遠の存在でもある。

宿敵アラン・プロストとの確執についても非常に偏った内容となっています。
「あいつを殴ってやりたいよ」というプロストの発言は強調されても、危険行為と問題視されたセナの他車を蹴散らすような追い抜き方や、クラッシュ後接触したドライバーに駆け寄り掴みかかるような「素行の悪い彼」の部分は極力排除されている。

「マンセルやアレジとのあの名勝負がないじゃないか!」
と不満の方もいるのでは?とも思う。

しかし中身の濃さや編集の仕方はさておいても映像自体は本物です。
今ではテレビで目にしなくなった貴重な映像も多い。

※F1レース関連の映像は全て主催者であるFIAが権利を持っており厳重な管理下にある。
例えばフジテレビが撮影・放送した映像であってもフジテレビで勝手に使用することはできない。
そのため(不適切・不都合な事情も含めた)未公開シーン・あるいはたった1度しか放送されなかった映像資料は膨大に埋もれていると思われます。

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94年のサンマリノグランプリでは予選で2件の大事故が発生しており、1件はドライバー(ラッツェンバーガー)が命を落としている。
アイルトンはこれらの事故に胸を痛め、「もう走りたくない」と親しい人に電話を入れている。

「逃げ出すわけにはいかないんだ」
心配するF1オフィシャルドクターに彼はそうも答えた、涙を拭いながら。

日曜の決勝、不安と迷いが入り混じった表情でコックピットに収まりスタートシグナルを待つ彼の姿が悲痛である。
今思えばあんなに弱々しく見えるアイルトンを見たことがなかった。

そしてシグナルが青に変わった…

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by kemnpus-ken | 2011-11-16 15:11 | 映画

『サマーウォーズ』とmixi中毒

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先日録画した昨年の話題作『サマーウォーズ』を観ました。
アニメ版『時をかける少女』を観たときも
「最近のアニメは洗練されてるなぁ、いいかも」
なんて思いましたが、今回も思いました。
で、まさか両者同じ監督による作品であろうとは。
えへへへ、さっき知りました(爆)
あたしゃよほど細田守監督がお気に入りのようである。
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カラフルなデジタル仮想世界と美しい日本の原風景の相対する描写がとにかく素晴らしく、この作品独特の一番の見所といえよう。
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友人からmixiを紹介されて3年近く経ちます。
その少し前にIさんという人から「ソーシャルネットワーキングのミクシーって知ってます?」と言われたときは言ってる意味すら判らず警戒すらしていました。
なんか危ない勧誘かな?みたいな(笑)
それが今やすっかりケータイが手放せないmixi漬けの毎日です。


映画では言語の垣根を越えて、全世界に浸透した「OZ」というソーシャルネットワーキング・サービスが登場します。
個人のコミュニケーションだけでなく、ビジネス、ショッピング、政府や地方自治体等の公的機関とも直結した巨大なmixiみたいな物と思って下さい。
そのOZが暴走を始めて、全世界が混乱に陥るお話です。
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僕がmixiで心がけてるのは、出来るだけ「相手の顔が見えるお付き合い」をしていきたいということ。
つまりmixiで書き込みのやりとりをしながらも最低限「この人ならこういう気持ちでこう書いてるんだろうな」と判る程度の知人でありたいと思っています。
mixi内でコミュニティの運営もしていますが、基本オフ会メイン、直接会う事が目的になっています。

理想はね。

でも実際にはコミュニティ会員の増加とともにずっと会った事ない人も増えてきましたし、結局はネット上ならではのつまらない衝突もあったりします。


偶然昨日と一昨日の二日間、mixiが不具合を起こしてアクセス不能な状態が起きました。
普段何気なく「おはよう」なんてやりとりしてる”友人”と「おはよう」が言えない。
すごく寂しい。
「あれ?このままmixiが無くなってしまったら、俺は何人の友を失うんだろう?」
そう思うと不安になってきたりもした。

例えば携帯電話を紛失、あるいはドボンと水に落としてしまったがために誰とも連絡とれない、取り引き先とも連絡が付かない、そういった現象ともどこか似ている。
それどころか気持ちの支えとしても依存してる自分がいたりして。
なんだか危ういな俺。

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映画では「OZがつながらない」と誰もが混乱に陥ってる状況の中、90歳になるお婆ちゃんが古い手紙の入った箱を出してきて、ダイヤル式の黒い電話で方々に電話をかけるシーンがあるんです。
「慌てなくて大丈夫よ、あなたが出来ることを頑張って」

別にケータイやネットより家電話の方が優れてるという事ではない。
昔ながらの手紙や手書きの電話番号帳といった物がバックアップになっただけのことである。
それだけで何年も音沙汰がない人とも気持ちまでちゃんとつながっている。
そのお婆ちゃんの落ち着いた行動を見て、
「本当につながってる」って何だろう?って少し考えさせられましたよ。
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by kemnpus-ken | 2010-08-12 02:34 | 映画

彼らが帰ってくる!


楽しみです。
ランディ・ニューマンの歌声が心に沁みるんだな、これが。
ラセター監督が大好きなトトロもカメオ出演してるそうですよ。

今回のテーマがテーマなだけに、気が付けば押入れの隅に追いやってしまったウッディ達を引っ張り出してあげました。
久しぶりに仲良く並んで「はい、ポーズ!」

「さよなら」なんて言えないさ。
『トイ・ストーリー3』 7月10日公開です。
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by kemnpus-ken | 2010-06-28 13:55 | 映画

映画 『コラテラル』 (2004年)

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(2004年 アメリカ)
【 監督 】
マイケル・マン

【 出演 】
トム・クルーズ
ジェイミー・フォックス
ジェイダ・ピンケット=スミス

【 ストーリー 】
平凡で真面目なタクシードライバーのマックス(ジェイミー・フォックス)は、ある夜「ヴィンセント(トム・クルーズ)」と名乗るビジネスマン風の客を拾う。
目的地に着くと、ヴィンセントはマックスの生真面目さを買い、マックスにタクシーの貸切りを持ちかけて来る。
はじめは断るマックスだが、ヴィンセントの強引さと600ドルの誘惑に負けて、これを引き受けてしまう。
しかしそれは単なる貸切りではなく、殺し屋の手伝いをさせられる事を意味していた…

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トム・クルーズが悪役を演じたことでも話題になったこの作品、
もちろん全編に渡り息を飲むスリリングなストーリー展開が秀逸な作品です。
夜のロサンゼルス市街の映像も美しい。

僕は本題とは外れるけれど職業柄冒頭の15分、タクシードライバーの客とのやりとりのシーンが好きなんです。
運転手の心理や車内の空気感、これが本当によく描かれていて、監督ってもしかして元ドライバー?って思ってしまうぐらい。
そしてマックスという人物像を説明することにより本題により深みが生まれています。
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マックスはLAで勤続12年のタクシードライバー。
仕事に一生懸命だが心にいつも閉塞感を感じている。
やりきれない気持ちになるとルームバイザーに隠した「自分だけの保養所」に逃げ込んでいた。
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女性を乗せた時、基本的には行き先をきいたあと沈黙が続きます。
(女性客はひたすらケータイでメールチェックをしたり…この辺の空気もよく描写されてるなぁ)
しかしある程度長距離のお客さんだと些細なことから会話が発展することもしばしば。
ちょっとしたジョークで心を開かせるのもまた楽しい。
やがて女性は仕事の悩みなんかポツリとこぼしたりなんかして。
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マックスは仕事のプレッシャーに押しつぶされそうなその女性に
「少し休んだ方がいいよ」
とルームバイザーのあの写真を差し出す。
「君にあげるよ、コレよく効くんだ」
このシーンのジェイミー・フォックスが実にカッコいいのだ。
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女性は笑顔で写真を受取り、そして降りていった。
続きが引き出せなかったマックス、ハンドル叩いて悔しがる。
「あるある!」みたいな(笑)
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by kemnpus-ken | 2010-06-15 22:25 | 映画

映画 『少年メリケンサック』(2009年)

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【監督】 
宮藤官九郎

【出演】
宮崎あおい
佐藤浩市
木村祐一
田口トモロヲ
三宅弘城
勝地涼 

【ストーリー】
レコード会社の新人発掘担当として働くかんな(宮崎あおい)はある日、ネットで絶賛されているパンクバンド「少年メリケンサック」を偶然発見、スカウトのためにメンバーを訪ねる。
ところが「少年メリケンサック」は25年前に既に解散しており、当時のメンバーは秋夫(佐藤浩市)をはじめ、現在は人生の落伍者の典型のようなオヤジばかり。 一方少年メリケンサックのネット上での人気は高まるばかりでライブツアーも決まってしまう…
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いやあ、抱腹絶倒、面白かった!
宮崎あおいちゃんのぶちキレキャラは必見ですよ。

パンクロックのカッコよさと、それに負けないぐらいのダサさをよ~く解っていらっしゃる映画です(笑)
個人的にはヴォーカルのジミーさんが最高。
存在そのものがパンクって感じ。
最初これがあの田口トモロヲだって全然わからなかったよ。

ロックに人生捧げちゃってるおバカさんってどこか憎めないんだよな、裕也さんとか←実名出すな(笑)
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by kemnpus-ken | 2010-06-11 23:41 | 映画

映画 『ザ・ムーン』

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ザ・ムーン / IN THE SHADOW OF THE MOON
(2007年 イギリス)
監督
デヴィッド・シントン
出演
バズ・オルドリン
アラン・ビーン
ジーン・サーナン
マイク・コリンズ
チャーリー・デューク
ジム・ラヴェル
エドガー・ミッチェル
ハリソン・シュミット
デイヴ・スコット
ジョン・ヤング


60年代、ケネディ大統領の指令により動き出したアポロ計画。
その人類初の冒険に旅立った多くの宇宙飛行士達の生の証言と、NASA蔵出しの貴重な記録映像で構成されるドキュメンタリー映画です。
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未知な世界への無鉄砲とも思われる計画を、現在と比べると恐ろしくアナログな科学技術と、人間そのものが持つ能力と勇気だけで全世界を感動させる成功へと導いた。
そんな時代の大胆さが彼らの証言と映像からよく伝わってきます。
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NASAの記録映像がとにかく素晴らしい。
特にスーパースローで観るサターンロケット発射のクローズアップ映像はどんなSFXよりも圧巻で興奮せずにはいられません。
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元飛行士へのインタビューで印象的だったのは、多くの仲間がヴェトナムで命を落としてる時に、かたや国に仕える同じ軍人でありながら世界中から脚光を浴びてることへの葛藤があった、というエピソードでした。
そんな背景が彼らに勇気を与えていたのかも知れない。
実際アポロ11号船長のニール・アームストロングはのちに「成功の確立は50%と思ってた」と語っています。※
残りの50%は「死」を意味しています。
(※本作品にはアームストロング氏は出演していません)
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最後にもっぱら語られ続ける「陰謀説」について彼らが口を開いてます。
いわゆる「あれはアメリカ政府によるヤラセで、実際には月になんか行ってないんだ」という噂について。

「アメリカ人というのはたった2人の約束も守れない人種だよ、
何千人ものスタッフがそんな嘘を黙ってられるわけがないじゃない」


妙に納得である(笑)
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by kemnpus-ken | 2010-05-03 12:53 | 映画

『おいしいコーヒーの真実』

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(ドキュメンタリー 2007年 英米合作)
作品公式サイト http://www.uplink.co.jp/oishiicoffee/top.php


全世界で1日に飲まれるコーヒーは約20億杯と言われています。
かくいう自分もかなりのコーヒー好きであり、毎日どこかでコーヒーを飲み至福の時を過ごしています。
いかにして極上の美味しいコーヒーを低価格で飲むか、または豆を仕入れるか。
何気なく生活をしていく中で気が付くと無意識にそういった思考にもなってます。
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この映画の公式サイトによれば、例えば僕らが街のカフェで1杯330円のコーヒーを飲んだとき原産地の農民の手元に届くのはわずか3~9円程度だという。
「ふ~ん、1杯のたびに3~9円か」とちょっと勘違いしそうだが、その3~9円を農民みんなで分け合ってるんですよ。
我々が支払ったお金の90%は海を渡ることなく消費国の企業を潤しているのだそうです。
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実質コーヒー豆の流通価格を決めているのはNY取引市場です。
そのNY市場の変動を受けて全世界の取引価格は決められていきます。
当然日本もそれに同調して輸入を行っています。
あくまで消費側だけの都合で。

たとえ電気も水道も無い原産国エチオピアの農民が靴すら買えず裸足で作業してようが。
大勢の女性達がタダ同然の日当を貰うため、豆の選別を1粒1粒気の遠くなりそうな手作業で行っていようが。
子供達が満足に教育を受ける機会がないばかりか、深刻な飢餓が進み今日も幼い命が失われていようと。

その年が豊作だろうが不作だろうが農民に入るキロ当たりの価格は動かない。
丹精込めて作ってもほんの少し規格から外れただけで大量の豆が永久に倉庫に眠ることになる。
「もうコーヒー栽培では生活ができない」と麻薬栽培に切り替える農民も後を絶たないといいます。
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欧米主導の豊かな市場に支えられる日本でコーヒーを満喫している自分がエラそうな事を言えません。
「お前に何ができる」と問われても答えることはできません。
気が付けばそういう社会に居たわけですから。
それは物心ついた頃から家業を受け継ぎコーヒーを育てているエチオピアの農民も同じだと思います。

しかしこれは僕らには都合の悪いことだけど紛れもない事実であり、
産油国なんかもそうなんだけど、こういう風に世の中は動いてるんだということはやっぱり知っておく必要がある気がします。
少なくとも知らないというのはマズいんじゃないかと。

この映画の中には貧困・飢餓に苦しむ農民の生の声、
そんな農民たちの地位向上のため輸出国社会との調整に奮闘する人、
そしてそんなことも知らず笑顔でコーヒーを飲んでいる僕らの姿があります。
機会があったら是非観てください。

(現在放映権利の関係かWOWOWでローテーション放送されています。
一般の地上波でも積極的に放映して欲しいものです。)
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by kemnpus-ken | 2009-09-19 14:22 | 映画

INTO THE WILD

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(2007年 Paramount Vantage )
監督:ショーン・ペン
主演:エミール・ハーシュ
原作はジョン・クラカワーのノンフィクション小説『荒野へ』。

裕福な家に生まれ、多くの物を与え続けられたクリスは大学を優秀な成績で卒業した。 しかし彼は貯金を寄付し、カードを切捨て、車を乗り捨て札を燃やし、本当の自由を求めアラスカへ旅に出た。



放浪とは若いうちにかかりやすい”はしか”のようなものか?
果たして彼は純粋なのか、愚かなのか?
この映画の感想は、作品を観る人の年齢・性別・生い立ち・現在の自分の置かれてる立場によって大きく分かれるでしょう。
青臭いとか若気の至りと冷ややかに非難するのは容易いと思います。


かくいう自分も昔、抑え切れない衝動に駆られて旅に出たことがあります。
学校を卒業してせっかく就職した会社を辞め、僕は疲れ切っていました。

僕がとりあえず向かったのは横浜より西。
太平洋沿いに四国や九州を目指し、南は宮崎から日本海に沿って折り返してきた。
そこが気に入れば2泊も3泊もして留まった。

映画の主人公を見ていると生い立ち・強さ・旅のスケールは天と地ほど違う。
しかし心に吹く葛藤や嫌悪感など根底にあるものはどことなく共通点も多い。
今までかかわってきた人々・社会から隔絶した状態に身を置き「究極の自由」に包まれたい。
逃避行為であることは作者も認めており、どことなく似通った「ぶっ壊れ人間」的にはその衝動は痛いほど共感します。
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僕が三菱ミラージュに野宿セット一式を積んで旅に出たのが92年の夏。
偶然にも原作者がアラスカの原野を彷徨っていたのと同じ年でした。
カメラは中古で買ったCanon AE1。
まだ携帯電話なんか誰も持ってない時代です。

僕が作ったルールはこんな感じ。

1.行き先は決めない、行ける限り遠くまで。
2.期限を決めない、あらゆる節約をしながらできるだけ長く旅を続ける。
3.基本的にテントないし車中泊。食事は自炊。贅沢は敵だ。
4.家族・友人・彼女との連絡は一切絶つ。
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特に4.の「連絡を絶つ」は重要だったが、一方で出掛ける前から色々な問題が生じた。
特に両親の反対は強く「毎日一回は電話を入れて何処に居るか報告してくれ」と言われた。
彼女とはお互い毎日でも一緒に居たかった時期だけど、
不思議なことに何故か距離も置きたかった。

「自分の戻る場所」「帰りを待ってる人々」の存在がすごく重荷で、前に進む足かせとなる気がしたから。
すごく嫌だったんですね、そういうの。
結局彼女には時間をかけて説き伏せ、両親には仕方なく”何度か”連絡は入れた。
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自然の中でたっぷり時間を使っていろんな事を考え、自分の不器用さに嘆いたり。
全裸で誰も居ない月夜の海を泳いだりもした。

思わぬ拍子に感傷的になる事も多かった。
うまく表現できないけど、旅の間の自分は心が研ぎ澄まされていたような気がします。
例えば四国の浜辺で寝そべって星空を眺めていてラジオから突然プロコル・ハルムの「青い影」が流れてきた時、なんだか抑えられない感動に包まれたりして。

目にした物・耳にした音に全てを忘れて全身ピュアな状態で感動する。
映画の主人公もきっとそんな「心の解放」を求めていたんだろうな。
そう思われる場面が映像の中にも多々登場します。

行く先々で案外頻繁にゲストが現れ、テントを並べ一緒に食事したりビールを飲みながら夜遅くまで語り合ったりもしました。
バイクで日本一周してる若者とか、釣り人なんかが多かったな。
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旅は突然終わる。

途中で39度近い熱を出しテントの中で寝込むアクシデントもあった。
節約してるとはいえ走ればガソリンも使う。
準備した資金が予想以上の勢いで乏しくなっていく心配もありました。
この種の旅に自動車を使った事は最大の失敗だった。
(映画の主人公は早くにそのことに気付いて途中で車を捨ててしまった)

でもある時あっけなくも突然「帰ろう」と思うようになった最大の理由は…
これまた映画の原作者と同じ事を考えていたことに驚いてしまった。
同じ理由が帰るという行為に「希望」をスイッチさせたのです。

そして主人公にも僕にも描いていた想像とは違った運命が待っているのでした。
結果として後悔なんかしてないけどね。
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by kemnpus-ken | 2009-09-11 15:29 | 映画