~kemnpusの気紛れ日記~ 仕事柄更新・レスが遅れる場合があるけど許してネ


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タクシーは危険がいっぱい(その2)

更に災難は続く。

【 午前3時 】

ふう、さっきは危なかったぜ。
そろそろベテランの俺としたことが、幾度となく潜り抜けてきたあのタイミングを見落とすとは。
そういいながらさっき乗せた界隈に戻って再びいつ出てくるかも分からない客を待った。
c0128722_745354.jpg

しばらくして交差点を挟んだ角のデイリーストアにカブに乗った警察官がやってきた。
よく見ると歩道には泥酔して死んだように眠りこける一人の男性が転がっていた。
警官は一生懸命その30歳前後の男性に声をかけている。
まるでテレビの『密着警察24時』かなんかの光景である。

若い警官の説得の甲斐あってその男は目を覚ましたようだ。
なにやらペコペコ謝っているが、右へ左へフラフラして今にも倒れそうだ。
そして、え?おいおい待てよ。
警官が千鳥足の男の手を引いて横断歩道を渡ってくるじゃないか!
勘弁してよ、すぐ向こうにもタクシーいるじゃん!

若い警官は運転席の隣に来ると言った。
「運転手さん、この人お願いします。な?おたく帰れるな?はい乗って!」
冗談じゃない。
「ちょっと待ってよ、この人大丈夫なんですか?」
「だいじょ~ぶだいじょ~ぶ」
答えたのは泥酔している男の方だった。
警官は男を無理やり座席に押し込んだ。

「ほら、運転手さんにちゃんと行き先言わないと動かないよ。家はどこだ?」
このやりとりで乗せるべきか判断しよう。
男はおどけた調子で答えた。
「はっちまんちょ~」
八幡町?どこ?
警官に聞くと警官は更に男に訪ねた。
男は南区だと言った。
そして「伊勢佐木町に行って」とも言った。
行き先がコロコロ変わり支離滅裂なのだ。
「いーからまーっすぐ行けばいいんだよ」
ちなみに真っすぐは行き止まりだ。

俺は警官に言った。
「こんな状態じゃダメです。第一この人お金持ってるの?伊勢佐木町でも5千円はかかるよ」
警官が
「おたくお金持ってるよな?大丈夫だよな?」
そうじゃなくて確認しろよ。
そしたら男は言った。
「財布は無い、すられた」
「うーそだよ、ちゃーんとあるよ、バーカつべこべ言わずに黙って走れっつんだよ!」

頭来た!

「あんたダメだ。降りてくれ。おまわりさん降ろして!」
そういうと警官は
「本人がタクシーで帰るっていうものを止める権利は警察にはないんです」

んだと!!
今度は警官にキレてしまった。

「すでにトラブルになってるじゃないか!
行き先もはっきりしないしお金もあるんだかないんだか!
無理やり押し付けるなよ。
結局どっかの交番に駆け込むことになるんだから、おたくは解決でもこっちは仕事になんないんだよ。」
この警官はさっさと所轄外に男を運んでしまえばもう関係ないとしか思っていない、絶対。
はっきり言ってタクシーには見るからに泥酔している者の乗車を断る権利はある。

このやりとりまでに泥酔男もかなりキレて後部座席でわめいていた。
「おめーなんて名前の運転手だ、おら! おいおまわり、おら! 交番でもどこでも行くぞ!てめーらざけんな!」
そして内側からドアを思いっきり蹴っ飛ばした。

ドカッ!

ここでジ・エンドである。
警官はやむなく男を車から降ろした。

俺はぐったりした気分でその場を走り去り今日の仕事を終えた。
c0128722_7444175.jpg

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by kemnpus-ken | 2009-02-26 07:45 | ひとりごと(エッセイ)